SSブログ

2024年3月22日大分地裁和解成立(原告6名) [和解情報]

 2024年3月22日、大分地方裁判所において、大分弁護団担当の原告について和解が成立しました。
 和解の概要は次のとおりです。
 その結果、現在の大分弁護団担当の提訴者数は489名(被害者419名)、和解者数は441名(被害者366名)となりました(なお、提訴時の原告に合わせると434名となります。)。
 なお、そのうち大分地方裁判所における提訴者数は386名(被害者331名)、和解者数は339名(被害者279名)となりました(なお、提訴時の原告に合わせると332名となります。)。
1 原告・被害者数
  原告6名  被害者4名
 (原告1名が提訴後死亡し、遺族原告3名が承継。つまり、提訴時原告4名  →和解時原告6名)
2 原告・被害者居住地
  大分県  (原告)  6名(被害者)  4名
    大分県外 (原告)  0名(被害者)  0名
3 原告・被害者の性別
  男性   (原告)  4名(被害者)  3名
  女性   (原告)  2名(被害者)  1名
4 原告・被害者の年代
    10代  (原告)  0名(被害者)  0名
  20代  (原告)  0名(被害者)  0名
  30代  (原告)  0名(被害者)  0名
  40代  (原告)  0名(被害者)  0名
  50代  (原告)  3名(被害者)  1名
  60代  (原告)  1名(被害者)  1名
  70代  (原告)  2名(被害者)  1名
    80代  (原告)  0名(被害者)  1名
5 被害者の病態の内訳
  死亡    0名
  肝がん   3名(50代男性、70代男性、80代男性)
  肝硬変(軽)0名 
    慢性肝炎  0名
    キャリア  1名(60代女性)
6 和解原告コメント
(1)60代女性(大分市内、無症候性キャリア)
     このたびは、和解が成立したと聞いて、少し、安心しました。本当に、長い時間がかかりました。
     B型肝炎への感染が判明した当時は、どのような病気か良く分かりませんでしたが、結果的に、子どもに二次感染してしまったことに、本当に苦しめられています。
     私自身、定期的に検査に通っており、検査を受けるたびに、数値や画像が悪化していないか不安になります。検査費用や病院までの交通費の負担も、決して軽くありませんでした。
     ただ、何よりも、二次感染した子どものことが心配なのです。昨年、子どもの肝臓の数値が悪くなったことがありました。子どもには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
     私が、今回、裁判に参加したのは、私自身のことよりも、子どもが、安心して検査を受け続けられるように、また、適切な補償が受けられるように、私ができる限りのことをしなければならないと思ったためです。
     私は、自分の命よりも大切な我が子に、生涯にわたって心配や負担をかけ続けるような、場合によっては健康も、命までも奪ってしまうような大変なウイルスに、自分自身から感染させてしまいました。その現実が、どれほど残酷なことか、分かって頂けますか。
     どうか、国には、誤った集団予防接種の政策によって、私たちのように、今なお、母子感染に苦しんでいる患者がいることを真正面から受け止めた上で、責任を果たして頂きたいと希望します。
     最後に、今回の訴訟にご尽力頂いた弁護士の皆様方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
                                 以上

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。