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2021年1月29日大分地方裁判所和解成立(原告7名) [和解情報]

 2021年1月29日,大分地方裁判所において,大分弁護団担当の原告について和解が成立しました。
 和解の概要は次のとおりです。
 その結果,現在の大分弁護団担当の提訴者数は381名(被害者321名),和解者数は317名(被害者266名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると314名となります。)。
 なお,そのうち大分地方裁判所における提訴者数は278名(被害者233名),和解者数は215名(被害者179名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると212名となります。)。
1 原告・被害者数
  原告7名  被害者7名
2 原告・被害者居住地
  大分県  (原告) 7名(被害者) 7名
    大分県外 (原告) 0名(被害者) 0名
3 原告・被害者の性別
  男性   (原告) 2名(被害者) 4名
  女性   (原告) 5名(被害者) 3名
4 原告・被害者の年代
    10代  (原告) 0名(被害者) 0名
  20代  (原告) 0名(被害者) 0名
  30代  (原告) 0名(被害者) 0名
  40代  (原告) 0名(被害者) 1名
  50代  (原告) 2名(被害者) 2名
  60代  (原告) 3名(被害者) 2名
  70代  (原告) 2名(被害者) 2名
    80代  (原告) 0名(被害者) 0名
    90代  (原告) 0名(被害者) 0名
5 被害者の病態の内訳
  死亡    1名
  肝がん   2名
  肝硬変(軽)0名 
    慢性肝炎  3名
    キャリア  1名
6 和解原告コメント
(1)60代女性(大分県,死亡)  
     手続きが大変だったのですが,無事に和解できて安心しました。国の杜撰な管理によって大切な家族を失いました。今後,二度とこのような思いをする人がないようにしていただきたいです。
(2)60代男性(佐伯市,肝がん)
      被害が認められ,和解ができて,ほっとしています。
                                                                  以上

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2021年1月23日全国一斉電話相談会のご案内 [イベント情報]

 B型肝炎訴訟で国との間で基本合意を締結してから、平成24年2月より、大分弁護団は、大分県内に在住する被害者を原告として、福岡地裁に訴訟を提起していましたが、広く県民の皆様にB型肝炎訴訟を身近に感じていただくとともに、原告や支援者が訴訟に参加する機会を充実させるため、平成27年3月13日以降は、大分地方裁判所に提訴をしてきました。
 しかし、想定される被害者数からすれば、提訴の件数は少ない状況です。そこで、この度、より多くの方の被害救済を図るという観点から、下記のとおり、全国一斉電話相談会を行うこととなりました。
 大分弁護団の弁護士が対応いたします。
 もちろん、相談料は無料です。
 ぜひ,お気軽にお電話ください。


        記

    【電話相談会(相談無料)】

 日  時 令和3年1月23日(土)午前10時~午後4時
 電話番号 097-538-2126(渡辺法律事務所)
 対象者  大分県在住のB型肝炎患者の方々
 ※大分県以外の全国での実施予定については、全国B型肝炎訴訟弁護団のウェブサイト(https://bkan.jp/)をご参照ください。


 なお、大分弁護団では上記相談会以外でも随時相談を受け付けています。
 電話番号:097-574-8800 (たえ法律事務所)
 平日の午前9時~正午・午後1時~午後5時


以上


(2021年1月24日追記)

 18件23名についての相談がありました。

以上

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2021年1月13日大分地方裁判所第36次提訴(原告7名) [提訴情報]

 2021年1月13日,大分地方裁判所に第54次提訴をいたしました。
 提訴概要は次のとおりです。
 その結果,現在の大分弁護団担当の提訴者数は381名(被害者321名),和解者数は310名(被害者259名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると307名となります。)。
 なお,そのうち大分地方裁判所における提訴者数は278名(被害者233名),和解者数は208名(被害者172名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると205名となります。)。
1 原告・被害者数
  原 告  7名  
  被害者  6名(うち1名の被害者につき,遺族原告が2名)
2 原告・被害者居住地
  大分県 (原告) 6名(被害者) 5名
    大分県外(原告) 1名(被害者) 1名
3 原告・被害者の性別
  男 性 (原告) 4名(被害者) 4名
  女 性 (原告) 3名(被害者) 2名
4 原告・被害者の年代
  20代 (原告) 0名(被害者) 0名
  30代 (原告) 0名(被害者) 0名
  40代 (原告) 1名(被害者) 1名
  50代 (原告) 1名(被害者) 2名
  60代 (原告) 1名(被害者) 1名
  70代 (原告) 3名(被害者) 2名
    80代 (原告)  1名(被害者)  0名
    90代 (原告)  0名(被害者)  0名
5 被害者の病態の内訳 
  無症候性キャリア   1名
  慢性肝炎       3名
  肝硬変(軽度)    1名
  肝硬変(重度)    0名
  肝がん        0名
  死亡         1名
6 提訴原告コメント
(1)40代男性(静岡県浜松市,慢性肝炎)
 国には補償・賠償だけではなく,治療薬の早期開発などの慢性B型肝炎患者の健康回復に向けた措置にも尽力して欲しいと思います。  
以上

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2020年11月30日大分地方裁判所和解成立(原告6名) [和解情報]

 2020年11月30日,大分地方裁判所において,大分弁護団担当の原告について和解が成立しました。
 和解の概要は次のとおりです。
 その結果,現在の大分弁護団担当の提訴者数は374名(被害者315名),和解者数は310名(被害者259名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると307名となります。)。
 なお,そのうち大分地方裁判所における提訴者数は271名(被害者227名),和解者数は208名(被害者172名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると205名となります。)。
1 原告・被害者数
  原告6名  被害者6名
2 原告・被害者居住地
  大分県  (原告) 6名(被害者) 6名
    大分県外 (原告) 0名(被害者) 0名
3 原告・被害者の性別
  男性   (原告) 5名(被害者) 4名
  女性   (原告) 1名(被害者) 2名
4 原告・被害者の年代
    10代  (原告) 0名(被害者) 0名
  20代  (原告) 0名(被害者) 0名
  30代  (原告) 0名(被害者) 0名
  40代  (原告) 2名(被害者) 2名
  50代  (原告) 1名(被害者) 1名
  60代  (原告) 0名(被害者) 1名
  70代  (原告) 3名(被害者) 2名
    80代  (原告) 0名(被害者) 0名
    90代  (原告) 0名(被害者) 0名
5 被害者の病態の内訳
  死亡    0名
  肝がん   1名
  肝硬変(軽)0名 
    慢性肝炎  2名
    キャリア  3名
6 和解原告コメント
(1)50代女性(杵築市,無症候性キャリア)
 市の健康診断の際に検査を勧められて感染が判明しました。キャリアの段階で判明したので,定期検査等の病状管理ができることとなり,検査を受けて良かったです。検査を勧めることが大事と思います。
(2)40代男性(大分県,無症候性キャリア)
 和解までに長期間かかったので,どうなるだろうかという不安な気持ちになりました。国には,もっと早く和解できるように,迅速な対応をお願いしたいです。
(3)70代男性(大分県,無症候性キャリア)
 提訴から和解まで1年半くらいかかりました。その間,とても不安でした。
 国には,私たちの不安な気持ちをご理解いただき,原告の皆さんが1日でも早く和解できるようにして欲しいです。
(4)遺族原告60代女性(杵築市,慢性肝炎)
 68歳で妻が逝ってからもう3年近くの日々が過ぎ去りました。
   母親として,6人の子ども(男5人,女1人)を,あるときは厳しく,ある時は自分の身を削るような姿の子育てでした。
   私と結婚して,慎しい農業(有機農業,自然養鶏)への道に入り,家族全員で助け合った毎日となりました。何事にも我慢強く,自分の事は後回しで健気に働き続けていました。おかげ様で子どもたちは元気に育ってくれましたが,稲刈りも終え,秋の収穫も一段落した頃,体調を崩し,いくつかの病院を受診しましたが,やはり原因不明のままでした。
   平成17年頃(55歳頃)と思います。悪性リンパ腫の癌が発見され,両脇,両耳下腺付近のリンパ腫の腫れもしだいに大きくなっていきます。
   平成26年,主治医の先生より検査データ(白血球の低下,癌細胞の増加)の悪化による抗癌剤投与の診断を受け,自分の残された時間をどう生きるか,自分なりの決断をしました。
   それは,自然豊かな大分の地への移住,故郷のような緑の山々に囲まれ,海にも近い地での余生でした。大分では息子と同居し,病院の先生方にもお世話になりました。
   山道を歩行器を押し,思いつめたように,よく散歩していたのを思い出します。
   晩年は病院への入院,亡くなる1ヶ月前にはかねてから希望していた在宅での訪問看護など緩和ケアを受けています。
   最後は子ども達全員と別れの言葉を交わし,満開の桜の中,やすらかな眠りになりました。
   B型肝炎に体は冒されてしまいましたが,心はウイルスには負けず病気を受け入れ,自分なりの思いを走りきった人生になりました。
   今回の訴訟では,原告団弁護団の皆様には大変お世話になりました。また,全国の同じような仲間の皆様の事を知り,教えられてまいりました。
   亡き妻共々,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
以上

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