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2023年11月10日大分地裁和解成立(原告11名) [和解情報]

 2023年11月10日、大分地方裁判所において、大分弁護団担当の原告について和解が成立しました。
 和解の概要は次のとおりです。
 その結果、現在の大分弁護団担当の提訴者数は484名(被害者414名)、和解者数は424名(被害者351名)となりました(なお、提訴時の原告に合わせると419名となります。)。
 なお、そのうち大分地方裁判所における提訴者数は381名(被害者326名)、和解者数は322名(被害者264名)となりました(なお、提訴時の原告に合わせると317名となります。)。
1 原告・被害者数
  原告11名  被害者11名
2 原告・被害者居住地
  大分県  (原告) 10名(被害者) 10名
    大分県外 (原告)  1名(被害者)  1名
3 原告・被害者の性別
  男性   (原告)  7名(被害者)  7名
  女性   (原告)  4名(被害者)  4名
4 原告・被害者の年代
    10代  (原告)  0名(被害者)  0名
  20代  (原告)  0名(被害者)  0名
  30代  (原告)  0名(被害者)  0名
  40代  (原告)  3名(被害者)  3名
  50代  (原告)  1名(被害者)  1名
  60代  (原告)  3名(被害者)  3名
  70代  (原告)  4名(被害者)  4名
    80代  (原告)  0名(被害者)  0名
5 被害者の病態の内訳
  死亡    0名
  肝がん   0名
  肝硬変(軽)0名 
    慢性肝炎  9名(40代男性2名、50代男性1名、60代男性2名、60代女性1名、70代男性1名、70代女性2名)
    キャリア  2名(40代女性1名、70代男性1名)
6 和解原告コメント
(1)40代女性(大分市内、無症候性キャリア)
   和解に長くかかりました。もう少し早くなるといいなと思います。
(2)40代男性(静岡県浜松市、慢性肝炎)
   今回、和解をすることができ安心しました。私は母からB型肝炎訴訟のことを聞いて訴訟に参加できましたが、被害を受けていることを知らない人や、被害を受けていても救済制度のことを知らない人が、まだまだたくさんいると思います。
   国にはB型肝炎の被害や救済制度のことをもっと多くの人に周知して、より多くの被害者が救済されるようにして欲しいと思います。
(3)70代女性(大分市内、慢性肝炎)
   現在、薬代を毎月1万円を支払っています。薬の服用を止めるとがんになるリスクがあり、薬は一生続けなければなりません。今回、和解金を支払ってもらうことで多少は経済的な負担は和らぎますが、それでも将来のことを考えると不安な気持ちでいっぱいです。病院にかかりたくてもかかれなくてもっと苦しんでいる人もいると思います。国に対しては患者を救済する施策を行ってほしいと思います。 
                                 以上

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