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2022年2月4日大分地方裁判所和解成立(原告9名) [和解情報]

 2022年2月4日,大分地方裁判所において,大分弁護団担当の原告について和解が成立しました。
 和解の概要は次のとおりです。
 その結果,現在の大分弁護団担当の提訴者数は432名(被害者362名),和解者数は367名(被害者304名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると362名となります。)。
 なお,そのうち大分地方裁判所における提訴者数は329名(被害者274名),和解者数は265名(被害者217名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると260名となります。)。
1 原告・被害者数
  原告9名  被害者8名(うち1名の被害者につき,遺族原告2名)
2 原告・被害者居住地
  大分県  (原告) 8名(被害者) 8名
    大分県外 (原告) 1名(被害者) 0名
3 原告・被害者の性別
  男性   (原告) 4名(被害者) 4名
  女性   (原告) 5名(被害者) 4名
4 原告・被害者の年代
    10代  (原告) 0名(被害者) 0名
  20代  (原告) 0名(被害者) 0名
  30代  (原告) 0名(被害者) 0名
  40代  (原告) 1名(被害者) 1名
  50代  (原告) 3名(被害者) 4名
  60代  (原告) 1名(被害者) 1名
  70代  (原告) 3名(被害者) 2名
    80代  (原告) 1名(被害者) 0名
5 被害者の病態の内訳
  死亡    1名
  肝がん   1名
  肝硬変(軽)0名 
    慢性肝炎  4名
    キャリア  2名
6 和解原告コメント
(1)60代男性(大分県,無症候性キャリア)
     兄弟の血液検査や戸籍の取得等,書類の取り寄せに大変なことが多かったです。
     時間がかかりましたが,和解できて,よかったです。
(2)40代男性(横浜市,慢性肝炎)
     今回,和解するにあたり,一次被害者の母から母子感染を受けた私自身の家族はもちろん,10年前に結婚した妻と妻の家族に不安や心配をかけてしまい,また1年半前に誕生した子どもへの影響含め,この事案にどの様に対応していくのか,どの様に付き合っていくのか。自分自身の体調より周りに影響することが申し訳けないという気持ちが続いております。
     B型慢性肝炎と診断され「健康とは,生きるとは」とあまり意識してこなかった本質的なことを考えさせられていることも事実であります。
     ただ,過去は過去であり変えることはできず,未来とは今の連続であり,常に新しい今の瞬間,瞬間の連続であると気づきがありました。過去にとらわれることなく,今この瞬間を過ごす。そして「健康で有り続け,何のために生きているのか」を問いながら,日々の生活を家族とともに穏やかに楽しく過ごせるようにと。そのような心境となっています。
     また,今回弁護士先生には長い時間を掛け寄り添いご対応いただいたことに感謝しております。
(3)50代女性(大分市,無症候性キャリア)
   私の「母子手帳」は,探して探してやっと見つかりました。書類を集めるのもあきらめかけたりしました。書類が揃えば,あとは弁護士の方にお任せして結果を待つのみでしたが,長かったなあ・・・と思います。
   毎年,検査をしているので補助を出してもらえれば助かります。                                  以上

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2022年1月12日大分地裁第42次提訴(原告15名) [提訴情報]

 2022年1月12日,大分地方裁判所に第42次(大分弁護団としては第60次)提訴をいたしました。
 提訴概要は次のとおりです。
 その結果,現在の大分弁護団担当の提訴者数は432名(被害者362名),和解者数は358名(被害者296名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると353名となります。)。
 なお,そのうち大分地方裁判所における提訴者数は329名(被害者274名),和解者数は256名(被害者209名)となりました(なお,提訴時の原告に合わせると251名となります。)。
1 原告・被害者数
  原 告   15名  
  被害者   11名
2 原告・被害者居住地
  大分県 (原告)12名(被害者)11名
    大分県外(原告) 3名(被害者) 0名
3 原告・被害者の性別
  男 性 (原告) 9名(被害者) 6名
  女 性 (原告) 6名(被害者) 5名
4 原告・被害者の年代
  20代 (原告) 0名(被害者) 0名
  30代 (原告) 2名(被害者) 0名
  40代 (原告) 5名(被害者) 3名
  50代 (原告) 0名(被害者) 0名
  60代 (原告) 4名(被害者) 4名
  70代 (原告) 4名(被害者) 4名
    80代 (原告)  0名(被害者)  0名
    90代 (原告)  0名(被害者)  0名
5 被害者の病態の内訳 
  無症候性キャリア   2名
  慢性肝炎       5名
  肝硬変(軽度)    0名
  肝硬変(重度)    0名
  肝がん        3名
  死亡         1名
6 提訴原告コメント
(1)70代男性(大分県,肝がん)
     自分がB型肝炎の患者と知ったときは思ってもみなかったことで驚きました。
     当初は不安で,仕事関係にも家族にも気を使って辛かったです。この思いは経験した人にしか分からないと思います。
     あとは国の判断を待つだけです。
(2)60代男性(大分県,肝がん)
   数年間慢性肝炎と言われ,薬を飲み続けていました。薬を飲み続ければ重症化しないと病院に言われていましたが,昨年に肝がんになっていると言われ,切除をしました。今も本調子には程遠く,苦しんでいます。
   是非とも早く解決して欲しいと家族共々願っています。
(3)70代男性(大分県,無症候性キャリア)
   提訴までに集める資料が多く,とても大変でした。もう少し早く国の責任で解決して欲しいです。
                                 以上

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